ゴボウ茶は、今やスーパーでも販売されるほど有名なハーブティーになりました。
ゴボウが苦手な方でも飲みやすい、ゴボウの栄養をたっぷり摂取できると評判です。
市販のゴボウ茶はティーバッグが主ですが、ペットボトルのお茶もあります。
ダイエットに効果があると言われ、減肥作用がある、痩せたという声もよく聞かれます。
南雲先生が広めたことで有名になりましたが、自宅で簡単に作ることもできます。まずは、ゴボウ茶の効能や効果を見てみましょう。
ゴボウ茶の効果・効能
ゴボウ茶には、主に以下の成分が含まれています。
- 水溶性食物繊維
- イヌリン
- ポリフェノール
- カリウム
水溶性食物繊維
ゴボウには食物繊維が豊富に含まれています。
水に溶け出す水溶性食物繊維と、筋になって残る非水溶性食物繊維があります。
ゴボウ茶にすると、水溶性食物繊維だけ摂取することができます。
大腸がん予防の効果が期待できるリグニンなど非水溶性食物繊維は摂取できないので、その効果を求めるならゴボウを食べましょう。
イヌリン
イヌリンは炭水化物の一種ですが、人間には消化することができません。そのため人間が食べてもカロリーにはなりません。
食物繊維に含まれる成分で、血糖値の急激な上昇を防ぎます。そのため糖尿病の予防や軽減に効果があると言われています。
さらに、腸内のビフィズス菌など善玉菌の栄養にもなり、活性化する作用があります。善玉菌が優位な腸内は健康になり、心身とも元気になる効果が期待できます。
イヌリンは菊芋に多く含まれますが、菊芋は冬にしか出回りません。農家の直営店でなければ購入できず、味もとても美味しいとは言えないものが多い作物です。
ゴボウなら、通年いつでも入手できます。ゴボウ茶なら調理の手間なく、簡単に美味しく摂取することができます。
ポリフェノール
ポリフェノールは抗酸化作用の強い成分で、ゴボウの皮に多く含まれます。
ゴボウ茶は皮を剥かずに加工するため、ポリフェノールをたっぷり含んでいます。
抗酸化物質は体内の活性酸素を除去し、細胞を傷つくのを防ぎます。これで細胞の老化を防ぎ、アンチエイジングに役立つと言われています。
「若返りの元」と呼ばれるのも、この作用のため。赤ワインやコーヒー、果物など、様々なものに含まれています。
ポリフェノールの効果的な抽出方は?(あじかん調べ)
ゴボウ茶のポリフェノールは、長時間水やお湯に晒せば晒すほど抽出されます。
ゴボウ茶のブランド「あじかん」の資料によれば、2グラムのゴボウ茶を150ccの湯で抽出すると、1分で5mg、3分で35mgのポリフェノールが抽出できます。
そして水に2時間浸したものは、50mg抽出されます。
ポリフェノールの摂取を目的にするなら、水出しゴボウ茶がお勧めです。(涼しい、寒い時期は温めてから飲みましょう)
ノンカフェインだから安心
さらに、ゴボウ茶にはカフェインは含まれていません。妊娠中、母乳を与える授乳期にも問題なく摂取できます。
水代わりにがぶがぶ飲んでも、菊アレルギーがなければ問題ありません。妊娠中の便秘改善にも効果が期待できます。
ゴボウ茶のダイエット効果
ゴボウ茶はダイエットに効くと、口コミで評判です。ダイエットに効果が期待できるのでしょうか。
ゴボウ茶には食物繊維、イヌリンなどが豊富に含まれています。
どちらも整腸作用があり、スムーズな排便を促す効果が期待できます。血糖値の急激な上昇を防ぎ、余分なコレステロールを排出するため、生活習慣病を予防する効果もあると言われます。
腸内環境が悪く、慢性的に便秘になると肥満の原因になります。それを改善すれば、その方にとっての最適な体重まで痩せることはできるでしょう。
普段から便秘に悩む方なら、ダイエット効果が期待できそうです。腸の状態が良くなれば皮膚も健康になり、お肌もツヤツヤになります。
しかし、ゴボウ茶にはカロリーカットなどの効果はありません。暴飲暴食してゴボウ茶だけ飲んでも、あまり効果は期待できないでしょう。
ゴボウ茶のダイエット効果は間接的。日常生活を改善した上でゴボウ茶を摂取すれば、効率良いダイエットが達成できるでしょう。
ダイエット目的なら、食前に飲むのをおすすめします。食物繊維の作用で食欲が抑えられ、暴食を防ぐ効果が期待できます。
ゴボウ茶の選び方
様々なゴボウ茶が販売されていますが、おすすめはゴボウまるごと使ったゴボウ茶です。
出来れば、国産の産地がはっきりしているものが安心です。少し高額ですが、価格に見合った味が楽しめます。
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