ハイビスカスについて。ティーの効能や花言葉など

hibiscus

ハイビスカスは、アフリカ原産のアオイ科フヨウ属(ハイビスカス属)の総称です。

何となく「ハワイで生えている赤い花」くらいのイメージしかありませんが、多種多様な種類があり、品種改良も進んでいます。

ハイビスカスはどんな植物か、さっそく見てみましょう。

特徴

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ハイビスカスは一種類の木ではなく、ハイビスカス属の様々な種類の樹木が交配したものすべてを指します

花はゴージャスな大輪が多いですが、多くの品種では1日しか保ちません。(数日保つ品種もあります)

とても生命力が強く、台風や強い日差しにも負けずに成長します。温暖な気候を好み、日本では沖縄や西日本を中心に生息しています。

沖縄では生垣にハイビスカスを植えることもあり、風情ある姿を見せてくれます。

ハワイ州の州花でもあり、ハワイ原産の品種もあります。

効果・効能

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ハイビスカスティーには豊富なクエン酸ビタミンCが含まれています。

リンゴ酸ハイビスカス酸カリウムも豊富で、酸味が強い理由は様々な酸が含まれているからです。

酸っぱいものは疲労回復に効果がありますが、ハイビスカスティーにも強い疲労回復の効果があります。

さらに、カリウムには利尿作用があるため、むくみ解消にも一役買います。

消炎作用もあると言われ、喉の痛みなどを軽くすることもあります。風邪が流行っている季節にはもってこいですね。

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利用方法と注意点

ハイビスカスティーの作り方

ハーブティーとして飲む場合、1カップ分で小さじ1杯分くらいが適量です。

95℃くらいの湯を注ぎ、3~4分ほど待てば完成です。

単体で飲むことは少なく、ローズヒップと合わせるのが一般的です。ローズヒップ単体では淡い水色を、ハイビスカスが助けてくれます。

ローズヒップと合わせることで栄養価が上がるため、できればローズヒップを追加しましょう。多くのローズヒップティーには、ハイビスカスティーをブレンドしています。

酸味が強いですが、はちみつを加えると円やかになります。

妊婦さんは注意

適量飲むぶんには問題ないとされていますが、ハーブティーは全般的に妊婦さんは気を付けたほうが良いと言われています。(妊婦向けのハーブティーもあります)

念のため妊婦さんは、過剰摂取は控えましょう

過剰摂取は酸で胃腸を痛めることがあるので、妊娠していなくても量は程々に留めたほうが良いでしょう。

シャンプーにも使われる

ハイビスカスの葉のエキスは適度な保湿力があり、シャンプーとしても利用されています。

温度が低いときは保湿力が増し、高いときはサラリとした触感になるのは、この保湿力によるものと考えられます。

育て方

育て方には気を付けることがあります。

それは湿度。

日差しに強いハイビスカスですが、湿度には弱く、株を痛めてしまう原因になります。

出来る限り風通しの良いところ、直射日光が当たるところで育ててあげましょう。

肥沃な土壌を好むので、追肥を怠らないようにします。

適温は15~25℃くらいなので、4月ごろから株が出回ります。

5月までに株を鉢などに植え替えると、6月ごろから10月ごろまで美しい花が楽しめます。
花が咲き終わったら、こまめに花がらを取り除きましょう。

放置すると種を作ることにエネルギーを注ぐため、花が咲きにくくなります。

花が咲いた後に膨らむ「がく」の部分はハイビスカスティーとして、古くから重宝されています。

ルビーのような真っ赤な水色が美しい、酸味の強いハーブティーです。

エピソード

花言葉

花言葉は「繊細な美」「新しい恋」など。

古くから栽培される歴史ある植物

アフリカ原産のハイビスカスは紀元前から栽培されたと言われ、古代エジプトの女王クレオパトラの美貌を支えていたという言い伝えがあります。

ハワイの花というイメージが強いですが、アフリカ、南アジアなど様々な地域で自生、または栽培されています。

南アジアではカレーの材料やジャムの原料にすることもあり、生活の一部に溶け込んでいます。

一般的にハイビスカスで有名なハワイでは、どのような歴史をたどったのでしょうか。

もともとハワイにもハイビスカスの仲間は自生し、ハワイ王朝がハイビスカスを栽培していたという記述が残っています。

品種改良が進み、現在ではハワイアンハイビスカスというカテゴリーが登場しました。

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