ガラムマサラとは?使い方や作り方について。効能は?

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カレーの風味付けなどに使うガラムマサラは、様々なスパイスをブレンドした調味料。
スーパーの調味料コーナーでも大抵は手に入ります。

ガラムマサラはインド料理に欠かせないスパイスで、各家庭ごとにブレンドが異なります。
そのため、ある程度の共通点はありますが、詳細は作り手やメーカーにより異なります。

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特徴

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ガラムマサラは、一般的に「シナモン」「クローブ」「ナツメグ」の3種類をベースにした調味料です。
カルダモンコショウクミン、ベイリーフなどを加えることも。
日本で販売されるガラムマサラはペッパーが配合されているものが多く、辛みが強いのが特徴です。料理に少し加えるだけで、味に深みと辛さが加わります。
インドでは風味付けに使われるため、辛みよりも薫りを重視する傾向があります。

ガラムマサラの作り方

ガラムマサラは市販品もありますが、手作りもできます。
作り方は材料をすべてホールのままフライパンに入れ、空炒りします。良い薫りが出てきたらブレンダーや専用のすり鉢に入れて砕き、粉にすれば完成です。
出来立てのガラムマサラは非常に良い薫りが漂い、風味付けに重宝します。

料理を作るたびに手作りするのが理想ですが、密封した瓶に入れると1ヶ月は保管できると言われています。
しかしスパイスは粉にすると薫りがどんどん抜けるため、できるだけ早めに使い切りましょう。

効果・効能

ここでは一般的なガラムマサラの基本になる、3種類のスパイスの効能を紹介します。

シナモン

成分 シンナムアルデヒド、オイゲノール、サフロールなど
効能 防腐、抗菌作用、血流改善、ダイエット効果、体を温める、糖尿病予防、胃腸を丈夫にするなど

クローブ

成分 オイゲノール、カリオレフィン、メチルサリシレイト、ピネン、ケトン、バリニンなど
効能 殺菌、胃を健康にする、痛みの軽減、口臭予防、防腐作用、吐き気止め、消化促進など

ナツメグ

成分 ピネン、ミリスチシン、オイゲノールなど
効能 胃を健康にする、腸内環境の改善、精神安定、発汗、抗炎症作用など

 

多くのスパイスに防腐効果、殺菌作用、胃腸を元気にする効果があることが分かります。
ガラムマサラはインドの過酷な環境を乗り越える、生活の知恵が詰まったミックススパイスです。

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利用方法と注意

ガラムマサラは薫り付けに使うスパイスです。そのため、使い方には工夫が必要です。
カレーなど煮込み料理に入れる際は、火を止める直前に入れましょう。
短時間は加熱しないと料理の味と調和しないので、蓋などをして、しばらく蒸らすと良いとされています。
炒め物の場合は、最後に加えると良いでしょう。

カレーに慣れた日本人にも馴染みやすいスパイスです。炒め物やチャーハンに少しふりかけるだけで、カレー粉とは異なる風味が楽しめます。
カレー味を求めるなら、ベースのガラムマサラにクミン、カルダモン、ウコンなどを加えると良いでしょう。辛みが必要ならチリペッパーを加えます。

ガラムマサラを使ったレシピ

レシピは様々ですが、夏に美味しいゴーヤを使ったチャンプルをご紹介します。

「ゴーヤとたまごのスパイシーチャンプル」
  • ゴーヤ 1/2本
  • 豚肉 100gほど(ツナ缶、スパムでも)
  • 卵 2個
  • 料理酒 小さじ1
  • 塩 少々
  • しょうゆ 小さじ1
  • ガラムマサラ小さじ1/2ほど

ゴーヤは半分に切り、ワタを取り除いて薄く切り、水にさらします。
苦みが苦手なら、多めの熱湯で少し茹でてアク抜きします。流水で洗い、冷ましておきましょう。

フライパンにサラダ油(分量外)を入れ、豚肉を炒めます。ある程度火が通ったら料理酒を加えます。

ゴーヤを加え、塩とガラムマサラを加えてサっと炒めます。
最後に溶き卵を作り、加えて半熟になるまで炒めます。最後に醤油を鍋肌から加えて馴染ませます。

いつものチャンプルがスパイシーな風味になり、クセになる味わいが楽しめます。

エピソード

インドのお袋の味

インドの家庭料理には欠かせないスパイスで、意味は「熱いスパイス」。
日本では、意味が転じて「辛いスパイス」と伝わっていますが、本来のガラムマサラは薫り付けが重視されています。
「熱いスパイス」と呼ばれるのは、作る課程で火に炒ることからと言われています。

インドでは「おふくろの味」で、現在でも手作りする家庭が多いそうです。
インドはスパイスを巧みに使う料理が豊富ですが、これはインドの過酷な気候を乗り切るための工夫です。

スパイスをたくさん使う理由

インドは非常に広い国で、北はヒマラヤ山脈が連なる寒冷地帯、南はジャングルが生い茂る熱帯です。
多くの地域は気温が高く、湿度も高いのが特徴。
そのため食品が腐敗しやすく、汗が十分に蒸散できず、放置しておくと病気になりやすい環境です。
古代から気候に悩まされていたインドではアーユルヴェーダなどの伝統医療が発達し、様々なスパイスでバランスを取る手法が用いられてきました。
(伝統医学では、食事は病気予防の根幹とされています)

スパイスの発汗作用で、体内に溜まる余分な毒素を排出します。血流も改善するため、寒さに震える体に活力を与え、停滞した血流を復活させます。
ガラムマサラの風味は食欲増進を促す作用もあり、暑苦しい気候でも美味しく食べることができます。
そのため、多くの暑い地域や寒い地域には、極度な辛みや様々なスパイスを用いる料理が発達しました。

極端な味付けをする地域は、気候も極端な傾向があります。
辛いで有名な四川料理のふるさと四川省は、盆地のため高温多湿な地域です。
唐辛子と花山椒をたくさん使うことで発汗を促し、体内に溜まりがちな毒素を排出します。
ここ数年で有名になったブータンは、唐辛子を野菜のように大量に食べる習慣があります。唐辛子の血流改善効果で、過酷な気候を乗り切ります。
インドも唐辛子は使いますが、自国で豊富に多種多様のスパイスを栽培できるので、多くのスパイスを使う料理が普及したと考えられます。

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