サンダルウッドの効果効能。香水や精油(アロマ)で人気の香り

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サンダルウッドは白檀(ビャクダン)の名前で、日本に昔から浸透しているハーブです。
線香やお香などで薫りを楽しむだけでなく、扇子、数珠、匂い袋の材料に使われることも。
火を点けなくても、良い薫りが漂う優れた香木です。

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特徴

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ビャクダン科ビャクダン属の熱帯性常緑樹です。
白檀という和名は、インドの古語サンスクリット語の「チャンダン」から来ています。
サンダルウッドの木材は白いため、「白檀」という漢字を当てました。

半寄生という特殊な生態なのが大きな特徴。初めは独立した樹木として育ちますが、ある程度まで成長すると宿主の根に吸盤を付けて寄生します。
宿主は成長度合いに連れて変え、小さなころはイネやアオイ科の植物、成長すると竹やヤシなどに寄生します。
周囲にある植物の大半は宿主になるようで、宿主になる植物は140種類にも上ります。

サンダルウッドは雌雄異株で、周囲に異性がいないと子孫を殖やすことができません。
非常に特殊な生態のため、人工的な栽培は非常に難しい植物です。そのため年々数を減らし、危機的な状況にあります。
しかし需要が大変高いため、インドでは伝統的に栽培されています。

インド、インドネシア、オーストラリア、ニュージーランド、ハワイ、フィジーなどに自生しています。太平洋の諸島に広く分布しています。
特にインドのマイソール地方のサンダルウッドは薫り高く、「老山白檀」と賞賛される最高級品です。
サンダルウッドの原木は重く堅く、彫刻などの原料としては最適です。インドではサンダルウッドで神様や仏様の像を彫られることが頻繁にあります。
しかし、現在は大変希少になったため、小さな像しか彫れなくなりました。インドの市場からもサンダルウッドの像は消滅しつつあり、価値は年々上昇しています。
現在は、インド政府が厳重に管理し、伐採制限や輸出制限が行われています。

日本にも小笠原諸島に近縁種のムニンビャクダンが自生しています。

効果・効能

蒸留して作られるサンダルウッドの精油には、セスキテンペルアルコール類の成分が何種類も含まれています。
主成分はαーサンタロールで、46%含まれています。他にもβーサンタロール、ベルガモトールなど。
心を落ち着かせ、リラックスする作用があります。仏教などの宗教儀式に使用されるのも、瞑想に入る手助けをするためです。
抗うつ作用、強壮作用があるとされ、体を元気にする働きも期待できます。
体のよけいな熱を取り除く作用があり、腸、泌尿器の不調を改善する効果があると言われています。リンパの滞りを解消し、咳を鎮め、利尿作用もあるとされます。
消毒、抗菌、抗真菌作用もあり、水虫の改善にも効果が期待できます。
収れん作用があり、肌の毛穴引き締めにも効果的。乾燥肌やニキビなどの炎症の改善にも効果があると言われています。
マッサージすることでむくみの緩和、セルライトを減らす効果も期待できます。

シャンプーに少し混ぜて使うと、頭皮の殺菌や引き締め効果、頭皮の炎症を抑える効果があります。
抗菌作用もあるため、臭いを抑える効果も期待できます。

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利用方法と注意

妊娠初期の方はサンダルウッドの精油を使用するのは控えましょう。

サンダルウッドが希少になったことから、偽物が横行しています。現在購入できる、「安価な白檀製の彫刻」は、ほとんどが他の木材に薫りを付けた偽物です。
白檀は他の樹木に比べてオイルの含有量が多く、堅くて重いのが特徴です。
白檀の製品を購入する際は、出来れば事前に本物の白檀に触って触感や重さを覚えておくと安心です。
高い買い物になるので、見極めは慎重に行いましょう。
信頼できる店で購入することも大事です。

白檀の薫りはトイレットペーパーの香料にも使われるほど日常にありふれていますが、白檀の薫り成分を完全に化学合成することはできません。
成分が近い香料を使っているため、本物の白檀とは若干薫りが異なります。
本物の白檀はウッディな薫りの中にスパイスの薫りがブレンドされた、深みのある薫りです。

エピソード

仏教の儀式には欠かせないハーブで、白檀の線香は仏壇に挙げる線香の代表格。
本物の白檀の粉を練り込んだ線香は高価なので、一般的に販売される線香には人工的に合成した薫り成分を添加しています。
白檀は木が堅く、長持ちするため数珠などにも用いられます。
護摩炊きにも白檀などの木くずを燃やします。しかし価格が高騰しているため、調達には苦労されているそうです。

サンダルウッドはインドの古代宗教でも使用され、神様へ捧げる重要な供物の一つでした。現在もヒンドゥー教のビンディ(額に付ける丸い印。本来はサンダルウッドの粉を練ったものを塗っていました)に使用されます。
インドの伝統医療アーユルヴェーダでも、薬草の一つとして利用されています。

やがて、サンダルウッドは仏教とともにインドから中国に輸入されます。
日本には仏教伝来とともに、中国から持ち込まれたと言われています。「日本書紀」には、儀式の中で白檀が使われたとされる描写が残っています。

サンダルウッドは木材の中にもランクがあり、特に木の中心部は薫りが強く、もっとも価値が高いものとされます。

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