サフランの効能★使い方簡単!ライスやティー♪育て方は?

saffron

サフランライスやパエリアで有名なサフランは、クロッカスの一種、サフランの花のめしべの先端(柱頭)から作られます。
1つの花から3本しか取れない貴重なハーブで、手作業がほとんどなのもあり、大変高価な貴重品です。おおよそ1gで1000円もするため、現在でも最も高価なハーブとして取引されています。

血流を改善する作用があり、漢方薬としても活用されています。

特徴

サフランはクロッカスの仲間です。一般的なクロッカスは春に開花しますが、サフランは秋に開花します。
日本では7~8月ごろにサフランの球根が出回り、庭で栽培することもできます。
肥沃な土壌と日光を好みます。出来るだけ日当たりの良い場所で育ててあげましょう。
サフランの花は一般的なクロッカスと同じ姿ですが、特徴的な真っ赤なめしべが目立ちます。このめしべを収穫して、ハーブとして使うことができます。
出来るだけ咲き始めの時期に収穫し、キッチンペーパーに包んで日陰で乾燥させましょう。自家採取のサフランは痛みやすいので、早めに使いきりましょう。

サフランは鮮やかなオレンジ色が特徴です。ほんの2、3本でも鮮やかに色づきます。
薬効を期待するなら、出来れば漢方薬局で薬品レベルの高品質のサフランを使うと良いでしょう。市販の香辛料より高く、1グラム3000円ほどです。

効果・効能

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サフランは「番紅花」という名の漢方薬でもあり、高い効果があります。
強い血行改善効果があり、月経促進やPMSの改善、更年期障害などに効果があります。
鎮痛剤として利用されることもあります。

さらに、精神分裂症など、精神的な病気などに効果を発揮することがあります。まだ試用段階ですが、一部の医師が使用し、かなりの効果が実証されています。
男性より女性のほうが効果が高く、特に若い女性は効果が高いことが知られています。逆に、老齢者には効かない傾向があります。

サフランの黄色い色素に含まれるクロシンという成分には、大腸がんに効果があると言われています。

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利用方法と注意

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サフランティー

サフランの使い方は、1杯につき3~5本くらいをお湯に浸して使います。黄色い色が出たら完成です。
このまま飲めばサフランティーとして楽しみます。
子宮を収縮する作用が強いので、妊婦さんは飲んではいけません。

サフランライス

お米1~2合につき、サフラン3~4本くらいを溶かしたお湯で炊き上げます。水をサフラン水に変えるだけで簡単に炊くことができます。
インド式のカレーでは最高級品とされ、薫りが良くカレーにとても合います。
予算がないときは、代わりにターメリックを使うことがありますが、薫りは劣ります。

出来れば妊婦さんは食べないほうが良いですが、サフランライスに含まれるサフランの量はごく僅かです。一度や二度くらいなら問題ないと思いますが、常食は避けましょう。

サフランはスペインのパエリア、北アフリカでよく食べられるクスクス、フランスの魚介スープ、ブイヤベースなどにも利用されています。

エピソード

サフランは地中海東部が原産の植物で、3000年前から調味料や染料、漢方薬などで利用され続けています。
古代ギリシャやイラン、インドで栽培されたものが、世界最古の大規模栽培と言われています。現在最も多く生産しているのはイランで、世界中で流通するサフランの50%を生産し、貴重な外貨獲得の手段になっています。

食用として有名ですが、サフラン酒、カレー、お茶など様々な用途に利用されています。
サフランを薬として使われ、血行改善の効果が強いのが特徴です。中世ヨーロッパではペストや天然痘などに効果があるとされ、胃腸薬としても利用されていました。

日本では明治時代に栽培が普及し、大分や新潟で栽培されていました。特に大分県竹田市での生産量は多く、戦後しばらくの間までは大規模に生産されていました。
現在は外国の安価なサフランに押され、生産量は大幅に落ちています。しかし日本のサフランは大型で品質も良く、最高級品として取り扱われています。

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