バニラ(ビーンズ)の効能。アイスやお菓子のエッセンスに

vanilla

アイスクリームや生クリームの薫り付けに欠かせないバニラは、熱帯に生息するランの仲間。

バニラビーンズという種の詰まったサヤを使います

フレーバーとしては有名ですが、バニラにはどのような効果があるのでしょうか。

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特徴

vanilla_beans

バニラはメキシコや中南米原産の植物です。需要がとても高いため、現在ではインドネシアやマダガスカル島など、世界各国の熱帯地域で栽培されています。

ランの仲間は一般的に開花が長いものですが、バニラの花はたった1日で萎んでしまいます。

その後、半年ほどかけてじっくりとサヤを伸ばし、種を作ります

バニラビーンズと呼ばれる、小さな種の詰まった長細いサヤがバニラの原料です。

しかしバニラビーンズはそのままでは薫りはありません。キュアリングと呼ばれる発酵、乾燥の工程を踏んで、あの独特の薫りが生まれます。

バニラはビーンズで使うこともありますが、エッセンスやオイルとして使われるのが一般的。

どちらも人工的にバニラの成分を合成したものが主流ですが、ビーンズをブランデーに浸して作るバニラ・エキストラクトもあります。

生菓子にはエッセンス、高温で焼く焼き菓子などはオイルが適しています。

人工エッセンスは数滴でも強い薫りを放ちますが、エキストラクトは大量に使う必要があります。

バニラの苗は日本でも流通しているため、その気になれば自宅で栽培もできます。

ただし冬の寒さにとても弱く、暖房設備が欠かせません。日本の気候では実を付けるまで育てるのは難しいと言われています。

効果・効能

vanilla_aroma

バニラはお菓子やコーヒーの風味付けとしては有名ですが、アロマとしての効果も高いハーブです。

強いリラックス作用があり、幸せな気持ちにし、不眠の改善、催淫作用などがあるとされています。月経をスムーズに促す効果もあると言われています。

刺激が強いため直接体に塗るアロマオイルには使用せず、芳香浴で用いるのが一般的です。

薫りもクセも強いので、実家暮らしで使う場合はあらかじめ家族に使うことを伝えていたほうが良いでしょう。

アロマとして使われるバニラは食品添加物の人工エッセンスとは異なり、バニラビーンズから水蒸気蒸留(または溶剤抽出法)で抽出したものを使用します。

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利用方法と注意点

バニラの利用法で有名なのは、カスタード。バニラビーンズを使ったカスタードは上品な薫りと濃密な甘味が楽しめます。
コツは、砂糖を入れた冷たい牛乳に、サヤを外したバニラビーンズから種を取り出して入れることです。残りのサヤも一緒に入れ、弱火にかけてじっくりと薫りを抽出します。

バニラヨーグルト

濃密なヨーグルトにバニラ香料がよく効いた洋菓子のような逸品。市販品が有名ですが自作することもできます。
プレーンヨーグルトに生クリーム少々とバニラ・エキストラクトを小さじ1以上、甘味料を適量加えると、上品で濃密なバニラヨーグルトの完成です。
エッセンスを使うときは1滴くらいに留めましょう。

バニラティー、バニラフレーバーコーヒー

高いリラックス作用があります。バニラ単体で使うことは少なく、紅茶やコーヒーのフレーバーにすることが多いのが特徴。
コーヒーの強い薫りにも負けない存在感があり、砂糖なしでも甘味を感じるほどです。

■エピソード

バニラはヨーロッパの大航海時代とともに、欧米に広まった代表的なハーブの一つです。
原産地の中南米ではココアにバニラを添加して飲む習慣があり、それをスペイン人が本国に持ち帰ったことが始まりです。
それ以来、カスタードなどのお菓子のフレーバーや香水の原料として重宝されています。しかしバニラビーンズは貴重品。何とか人工的に作れないかと試行錯誤が続きました。
薫りの主成分バリニンの合成に成功してからは、安価な人工フレーバーが席巻しています。それでも本物のバニラの上品な薫りには敵いません。

日本でも帝国時代には南洋を植民地にしていたので、バニラビーンズを使ったアイスクリームは比較的簡単に手に入ったそうです。終戦後の物資不足のときには、バニラビーンズを使ったアイスクリームが懐かしいという声もあったほど。
最近は気候変動などの影響で、高騰が続いています。ますますバニラは貴重なハーブになるでしょう。
花言葉は「永久不滅」。花の寿命は短いですが、ハーブとしての価値はまさに永久に不滅です。

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