ベルガモットの効果効能★香水やカクテル!精油でアロマにも

ベルガモットは紅茶のアールグレイの香料として有名なハーブです。爽やかさと甘さが同居した、中毒性のある薫りです。
強い薫りのハーブは好き嫌いがはっきり分かれますが、ベルガモットは誰にでも愛されます。
しかし、ベルガモットの正体はご存じでしょうか。さっそく見てみましょう。

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特徴

ベルガモットは、ミカン科の柑橘類です。未熟な果皮を圧搾して精油が作られます。
しかし、ベルガモットにはレモンやオレンジのような爽やかな薫りはしません。それは成分の差にあります。
レモンやオレンジなどの柑橘類にはリモネンという成分が多いのに対し、ベルガモットはリナロールや酢酸リナロールという別の成分を多く含みます。(リモネンも30%以上含まれています)
柑橘のようにハッキリした、しかし柑橘とは思えない独特の甘い薫りは、これらの主成分と希少成分ベルガプロテン、ベルガモチンなどの作用によるものです。

名前の由来は諸説あり、イタリアのベルガモという地域、スペインのベルガが由来という説があります。
イタリア南部が原産で、樹高は2~5メートルほど。洋なしやデコポンに近い、独特の形の実を実らせます。
苦みが強すぎるため、食べることはできません。もっぱら香料を取るためだけに栽培されます。
5枚の花弁がついた、白い花を咲かせます。

日本では、柑橘類のベルガモットはあまり栽培されていません。その代わりに、シソ科多年草の同名のハーブ、ベルガモット(モナルダ)が栽培されています。
日本の園芸店で流通しているのは、ほとんどがモナルダ。ベルガモットに近い成分で、似た薫りが楽しめます。

エピソード

ベルガモットで最も有名なのは、アールグレイでしょう。
フレーバードティ(薫りを付けたお茶)では最もメジャーで、多くの店で飲むことができます。

アールグレイを開発したのは、イギリス人のグレイ伯爵です。
グレイ伯爵は18世紀に活躍した政治家。首相にまで上り詰め、地方再生、政治腐敗の防止から弱者救済、奴隷労働の禁止など、様々な改革を行いました。近代政治の基礎を築いた政治家として、高く評価されています。

そんな彼のもとに、アールグレイの原型になるお茶を献上されます。このお茶は英国外交使節団が、中国の外交官の危機を助けたときにお礼に貰った貴重なものでした。
グレイ伯爵は、このお茶を気に入って自作しようと画策しました。レシピを調べ、やがて英国内で開発に成功します。
販売するときに、自分の名前で売ることを許可したため、アールグレイの名は紅茶の名前として広まりました。
アールとは「伯爵」のことで、アールグレイとはそのまま「グレイ伯爵」という意味になります。
自分の仕事よりも、片手間で売ったお茶で名を残すとは、本人も予想外だったでしょう。

ベルガモットは、ぽん酢に利用される酸っぱい柑橘ダイダイと、甘くて美味しい温州みかんの原種、マンダリンオレンジの交配種と考えられています。
コロンブスがカナリア諸島で発見し、イタリアやスペインに伝えたという言い伝えもあります。

効果・効能

ベルガモットは効能に優れたハーブです。
優れた精神安定作用があり、高揚作用と鎮静作用どちらにも作用します。
気分が優れない時にも、イライラしているときにも効果があるといわれています。
精神不安による不眠症の改善も期待できます。
ストレス性の肌荒れにも効果があるとされ、消毒作用でニキビや吹き出物、湿疹に効果があると言われています。
ただし、直接アロマを肌に塗ってはいけません。かえって肌が荒れる原因になる事があります。

消化促進の作用があり、胃腸のトラブルにも効果的。どうにも食欲が沸かないときは、アールグレイティーを薄めに煎れて飲むと良いでしょう。
(紅茶は利尿作用が強く、体を冷やす作用があるため、大量に飲まないほうが無難です)
便秘や下痢にも効果があり、過食を防ぐ効果も期待できます。

利用方法と注意

ベルガモットに含まれるベルガプテンという成分には、光毒性があります。光毒性とは、光に当たると紫外線に過剰に反応し、シミなどの原因になる作用のこと。
アロマオイルとして肌に塗って使うときは、必ずベルガプテンを除去したオイルを使用しましょう。

アールグレイの紅茶が特に有名ですが、香水やカクテルなどにも利用されます。
他のアロマとも相性が良く、ブレンドして使うこともよくあります。
甘い薫りと、すっきりとした薫りが同居するアールグレイは、利用範囲が特に広いハーブと言えます。

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