プランターでも栽培できる、ニラの育て方について

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ニラは臭いが強いため、江戸時代までは野菜ではなく薬草として利用されていました。野菜として栽培し始めたのは明治ごろ、スタミナ野菜として広く普及したのは、戦後に入ってからです。

日本各地で栽培され、様々な方言があります。静岡県の「にらねぎ」、千葉県の「ふたもじ」、奈良県の「とち」、沖縄の「きりびら」など、非常にバリエーション豊か。
同じ県内でも地域ごとに名称が異なることもあります。

ニラは温暖な気候を好むため、高知県や栃木県が主な産地です。生産量は全国で63,800トン(平成22年)。代表的な作物の一つです。

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ニラの栽培について

ニラは栽培しやすい植物で、初心者向きです。液肥を定期的に与えるとどんどん成長し、収穫できます。

種から育てることもできますが、収穫まで1年以上かかります。家庭菜園なら株分けした苗がおすすめです。ホームセンターや通販などで入手できます。

株分け

株分けは2月下旬~3月上旬ごろが最適。残った枯れ葉を地面から5cmくらいのところで切り取り、土に大きくクワを打ち込み、土ごと根を収穫します。
土を落としてから根株を割り、一株づつ分けていきます。この株一つひとつが苗になります。

土づくり~苗植え

畑に植え付ける場合は、3週間ほど前に苦土石灰を混ぜてアルカリ性に傾けます。pHは6.0から6.5が最適です。
元肥とともに混ぜ込み、栄養価を高めましょう。

4月ごろに苗を植え付けます。プランター、畑とも10cm幅くらいの間隔で植えます。

水と肥料

水を切らさないように撒き、2週間に一度ほど液肥を与えるか、適時置き肥を与えます。

収穫

2ヶ月くらいで草丈が20cmくらいになるので、その頃が収穫期。地面から3~4cmくらいのところで切って収穫します。
根は3年ほど保つので、引き抜かないようにしましょう。収穫したら追肥をして、再生を待ちます。
おおよそ1ヶ月くらいで再び20cmくらいに伸びるので、頃合いを見て収穫しましょう。

ハナニラ

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夏の終わりごろに、ニラは花茎を伸ばします。この段階で切り、花を咲かせないようにしましょう。収穫した花茎は「ハナニラ」という中華食材になります。

冬越し

1月ごろになると、葉が枯れます。一見すると枯れたように見えますが、根は元気に生きています。
枯れた葉は刈り取り、水は必要最低限程度に留めて管理します。4月ごろに再び若葉を伸ばします。

注意

3年以上の株は生育が悪くなるので、株分けを行います。

ニラは連作障害があるので、株を抜いた後に新たな株を植え付けるのは止めましょう。

庭などでニラを家庭菜園する際は、水仙を栽培するのは控えましょう。
水仙の葉はニラそっくりで、強い毒があります。誤食して中毒を起こす事故が後を絶たないので、判別がつかない時は処分したほうが賢明です。

コンパニオンプランツ

ニラなどネギ科植物は、根に拮抗菌を持っています。これが青枯病や立ち枯れ病を予防する作用があります。
ニラやネギの生命力が強い理由の一つが、拮抗菌です。拮抗菌は共生しているニラの根だけでなく、周辺の土壌も防衛します。
キュウリやトマト、ナスの病気予防のために植える「コンパニオンプランツ」としても、ニラは有効な作物です。

関連記事:臭いに効果あり、ニラの栄養と効能について。冷凍保存もできる

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