ジャスミンの効能。お茶、精油、花言葉

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ジャスミンティーなどで有名なフレーバーです。独特の薫りはお茶だけでなく、ハンドクリームやボディクリームの香料にも使われます。
名前は有名ですが、植物として見たことがある人はあまり多くないかもしれません。ジャスミンとは、どのような植物でしょうか。

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特徴

ジャスミンはシソ目モクセイ科ソケイ属植物の総称で、世界中に約300種類あります。
名前の由来はペルシャ語です。原産地はアジア~アフリカの亜熱帯地帯から熱帯にかけて、広く分布しています。

和名はソケイ、漢字では「素馨」と書きます。アジア圏で栽培されるマツリカという近縁種もジャスミンの一種です。
細長い白や黄色の小さな花をたくさん付け、良い薫りのする種類もあります。この花を摘んでアロマ用の精油や、お茶の薫り付けに用いられます

効果・効能

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優れたリラックス効果があり、気が立って空回りしているとき、激しく落ち込んだときに使用すると深いリラックス状態に導き、ゆっくりと休めます。精神状態が不安定なときに大きな効果が期待できます

優美で官能的な薫りは男女の仲を盛り上げる効果もあると言われ、「アロマの宝石」と言われることも。

ホルモンバランスを整える効果もあると言われ、男女ともに生殖能力の向上にも効果が期待できます。そのため、不妊治療の一環で用いると良いでしょう。

婦人病の改善にも効果が期待でき、月経痛の解消や感染症の軽減などの効果があると言われています。

出産後にも良く、マタニティブルーの解消や母乳の出を良くすると好評です。

香り及び栄養成分

主な薫り成分はcis-ジャスモン、ジャスモン酸メチル、リロナールなど。特にcis-ジャスモンは現在の技術でも化学合成できず、花を抽出した天然成分でしか入手できません
ジャスモン酸メチルは化学合成できるため、安価な香料として流通しています。

中華料理のお供に提供されるジャスミンティーには、脂肪を溶かし皮下脂肪を燃焼させやすく働きかける効果があると言われています。ビタミンCも豊富で、3杯飲むとリンゴ1個分のビタミンCが摂取できることも。

アロマ同様、リラックス効果なども期待できます。

しかし、これらはアイスで飲んでも高い効果は期待できません。必ずポットで抽出した、温かいお茶を飲みましょう。(中国では長い間、井戸水より冷たいものは飲まない習慣がありました。)

利用方法と注意

ホルモンバランスに働きかける性質があるため、妊娠中は使用できません
出産後には良い効果を促すので、もし精油が残っていたら、密封して冷蔵庫に保管しましょう。

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栽培

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開花時期は種類によって異なりますが、主に3月~11月ごろです。

育て方

ジャスミンの育て方は、挿し木で増やすのが一般的。品種によってはかなり大きくなるので、植えるスペースに合わせた品種を選びましょう。
植え付けは、霜が下りなくなった4月ごろに行います。(秋植えの場合は9月下旬~10月下旬ごろ)
日当たりと風通しの良い、水はけの良い環境を好みます。鉢植えならハーブ用の土か、赤玉土6に腐葉土4を混ぜたものを使います。中性から弱アルカリ性の土壌を好むため、苦土石灰を少量混ぜておきましょう。

水を好むので、土の表面が乾いたらたっぷり与えましょう。
春と秋は日光をたっぷり当てて育てます。夏場は葉が焼け
ることがあるため、半日陰に移動させましょう。
梅雨の管理は注意が必要です。水が多すぎて根腐れする場合があり、放っておくと株が弱ります。
雨よけをしたり、根もとにワラやもみ殻などを敷いて水はけを良くするように勤めましょう。

熱帯植物なので暑さには強いですが寒さは苦手。耐寒温度は2~5℃ほどなので、冬は必ず室内に入れて保温します。

ジャスミンはどんどん育つので、必ず年に一度剪定を行います。花が終わった時期に、脇から出たツルを1/3ほど切り落とします。あまりバッサリ切ると翌年花が咲かなくなるので、程々にしましょう。
植え替える場合は、根をできるだけ触らないようにし、土をなるべく落とさずに植え付けます。ジャスミンは根が弱いので注意が必要です。

エピソード

名前の由来はペルシャ語で「Yasmin(神からの贈りもの)」という意味です。
栽培の歴史は古く、古代エジプトの時代には既に始まっていました。現在でもエジプトはジャスミンの主力生産地の一つです。
ヨーロッパで本格的に栽培されるようになったのは16世紀中ごろで、フランス南東部の都市グラースで始まりました。グラースは香水の名産地で、現在でも年間600億ユーロも稼ぐ主力産業です。
ジャスミンは夜に花を咲かせます。明け方に開き切った花を摘み取り、有機溶剤に入れて薫り成分を抽出します。アブソリュートタイプと呼ばれる最高級品の香水原料で、精油だと2gで1万円以上することも。

花言葉は「愛想の良い」「愛らしさ」「優美」「官能的」など。
花の色によっても異なり、英語では白いジャスミンは優しさ、黄色は優美、上品を指します。

ジャスミンは南国では美しいもの、優れたものの代名詞に使われることがあります。女性の名前に付けられることも珍しくありません。
タイ料理などでよく登場する「ジャスミンライス」は、インディカ米の最高級品と言われています。もみ殻が白く、ジャスミンの花のように見えるからこの名が付きました。
ジャスミンライスは炊き上げた香りも良く、「カォ・ホンマリ」(香り米)と呼ばれることも。香り成分は米ぬかから出るので、汚れを落とす程度にサっと洗ってすぐに炊き、パラパラに仕上げるのが美味しく炊くコツです。

ジャスミンティーの原料になるマツリカは、台湾、中国などで盛んに栽培されています。
マツリカはつぼみのうちに収穫し、花が咲いたら茶と合わせて薫りを移します。
薫りが移ったら花がらが味の邪魔をするそうで、台湾で生産される高級ジャスミンティーでは丁寧に花がらを取り除いたものを出荷しています。

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