ビタミンCの爆弾!ローズヒップの効能♪ティーとオイルの効果

真っ赤な水色と酸っぱい味わいが特徴のローズヒップは、代表的なハーブティーの一種。
味わいが独特なので好き嫌いがハッキリ分かれるハーブですが、栄養価に優れ、様々な効果が期待できます。
ローズヒップとはどんなハーブなのでしょうか。

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特徴

ローズヒップはバラの果実。特にイヌバラ(ドッグローズ)という品種の果実を指します。
イヌバラは野バラのことで、日本でも荒れ地に自生していることがあります。有棘鉄線のようなトゲだらけの木に、小さな一重の白や薄いピンクの花を咲かせます。
病害虫に弱いバラの中では頑強な品種で、株を強くするために接ぎ木の土台に利用されています。

イヌバラのローズヒップは真っ赤ですが、品種によってはオレンジ色、紫色など様々な色があります。

栽培

自前でローズヒップを収穫したいなら、理論上どんな品種のバラでも可能です。しかし実を付けるのはバラにとって大きなエネルギーが必要で、株を弱らせかねません。
たくさん収穫したいなら、イヌバラを栽培するのが一番です。

イヌバラは半つる性のバラで、棘だらけの枝を目一杯伸ばします。
樹高は3メートルに達することもあるので、冬につるの剪定するなど、管理が必要です。
日当たりの良い、肥沃な土壌を好みます。元肥を入れて植え付けましょう。できるだけ、風通しの良い場所で育てます。
5月~6月に、一重の花をたくさん咲かせます。花が咲き終わったら20~30日に1回ほど化成肥料などを与えます。
バラは肥料がたっぷり必要なので、途切れないようにしましょう。
秋の9~11月ごろにローズヒップが収穫できます。12月から1月に、伸びすぎた枝を剪定し、枝の誘引を行いましょう。

イヌバラは病害虫にはあまり強くありません。アブラムシやヨトウムシ対策を行い、黒点病、うどんこ病の発生に気を付けましょう。
風通しを良くすることで、病気はある程度防げます。

日本の浜にはハナマスという、イヌバラの近縁種が自生しています。8~10月にオレンジ色の実を結ぶので、これを収穫するのも良いかもしれません。
野生の実を収穫するときは私有地には決して入らず、ある程度実を残しておくことが大切です。

エピソード

ローズヒップを実らせるイヌバラ(ドッグローズ)の語源は、中世ヨーロッパで狂犬病を防ぐ効果があると考えられていた事によります。
もちろんローズヒップにそのような効能はなく、当時は不治の病だった狂犬病を治したかった苦心が伺えます。
(狂犬病は現代医学でも発症したらほぼ治療は不可能で、狂犬病ワクチンでしか予防ができません。)

しかしローズヒップに薬効があるのは本当で、古代中国では利尿剤や肝機能を高める薬として利用されていました。
ローズヒップにはカリウムが多いため、利尿作用が認められるのも納得です。

ローズヒップが国家単位の多くの人々を救ったエピソードもあります。
第二次大戦中、イギリスはドイツ軍の妨害で、オレンジなどの輸入ができなくなりました。
当時はオレンジでビタミンCを補給していたので、それが手に入らなくなったら一大事。極度にビタミンCが不足すると壊血病という病気を発症し、死に至ります。
事態を重く見たイギリス政府は、国民に国じゅうのローズヒップを摘むように呼びかけました。
イギリスは国花がバラなほど、バラに溢れた国。庭先や花壇に放置されていたローズヒップは膨大な量に上るでしょう。
集めたローズヒップでイギリス国民はビタミンCを摂取することができ、やがて戦争に勝利します。

この話が世界中に伝わったことで、ローズヒップの認知度は一気に高まりました。現在はチリなど世界各国で、多くのローズヒップが収穫されています。

大戦中にイギリスを妨害していたドイツも、冬の間はローズヒップでビタミンCを補給する習慣があります。

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効果・効能

「ビタミンCの爆弾」という物騒な別名があるほど、ローズヒップはビタミンCが豊富なハーブです。レモンの約20倍ものビタミンCを含有しています。
さらに、ローズヒップにはビタミンPという、ビタミンCの酸化や熱変を防ぐフラボノイドが含まれています。ビタミンPの作用で、より効率よく人体に取り込まれます。
ローズヒップは乾燥させているため、本当にレモン20個分のビタミンCが残っているのか、疑問視する声もあります。しかしビタミンPの作用である程度保持していることは間違いありません。

ビタミンCは抗酸化作用が強く、体を酸化から防ぎます。
酸化は老化と病気の元凶、肌の中が酸化すると肌のターンオーバーがうまくできず、しわやシミの原因になります。
ビタミンCは酸化を防ぐことで肌の新陳代謝を改善し、若々しさを保ちます。
さらに、メラニン色素の生成を邪魔するため、日光に当たっても日焼けしにくい、日焼けしても治りやすいなどの効果が期待できます。

老化の原因と嫌われがちな活性酸素ですが、実はウイルスや細菌を撃退するには欠かせません。
活性酸素は荒くれものの敏腕兵士のようなもの。有能だけどトラブルも絶えない兵士ですが、ビタミンCは活性酸素を抑え、適正な量に調整します。
そのため、風邪予防にも効果があります。

ビタミンCは関節痛の緩和、精神的な疲労を改善する働きもあります。
他にはリコピン、ビタミンA,B,E、ミネラルなどの栄養素が豊富に含まれています。

利用方法と注意

ローズヒップは栄養価が高いですが、一つだけ欠点があります。それは、とても酸っぱいこと。
そのままでは美味しく感じない人も少なくありません。はちみつを加えると飲みやすくなるので、カロリーが気にならないならお勧めの飲み方です。
カロリーが気になる時は、リコリス(甘草)を少量加えても良いでしょう。

ローズヒップティー

ハーブティーとして飲む場合、カップ1杯につき小さじ1くらいが目安です。
このままでは色が淡いため、鮮やかな赤のハイビスカスと併せて抽出することが大半です。市販のローズヒップティーのほとんどには、ハイビスカスが含まれています。
ハイビスカスもビタミンCが豊富なため、栄養価の面でもさらに強化してくれます。

ローズヒップオイル

美肌効果があると言われるローズヒップオイルは、肌への浸透力が強く、すみやかに肌の奥まで作用します。
たっぷり含まれたビタミンCなどの作用で、角質を柔らかくし、保湿効果が期待できます。肌の色を明るくし、滑らかにすると言われています。

ローズヒップオイルは劣化しやすいため、開封後1ヶ月ほどで使いきりましょう。
ホホバオイルなど、酸化しにくいオイルと合わせても効果があります。この場合はローズヒップオイルを最低10%はブレンドしましょう。

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