実は多いミントの種類。ティーやアロマの効能と簡単育て方

ミントというと日本では、ペパーミントスペアミントが一般的でガムや飴、歯磨き粉、マウスウォッシュなどによく使われています。

刺激的で清涼感のある味と香りが特徴でミントティーやアロマオイルとしてとても人気があります。

ミントは生命力が強く、繁殖能力が高い。そのため色々な種と交配しやすく、その結果数百を超える種が存在するといわれています。

効果・効能

成分

フラボノイドやタンニンなどを含み、メインとなる精油成分には「l-メントール」、「l-メントン」、「1,8シネオール」、「イソメントン」が含まれる。※種によって含有量が異なる。

効能

健胃(胃腸の調子をよくする)

消化液のひとつで脂肪分を分解をする「胆汁」の分泌を活性化し食べ過ぎ・胃もたれ・胸やけからくる消化不良や食欲不振を改善する効果が期待できます。

殺菌・抗菌・防虫

ミントが料理などに使われる理由は味付け・香り付けはもちろんのこと、この殺菌作用、抗菌作用も重要な意味をもちます。また風邪の予防や虫除けとしても使われます。

冷却・鎮痛

メントールは冷感作用があり皮膚にふれると冷たく感じます。(体温がさがるということではありません)、また頭痛や筋肉痛の緩和にも効果的です。

鎮静・強壮

メントールがもたらす爽やかな香りは、気分をすっきりリフレッシュさせます。集中力を高めたいときなどに使えます。

その他

鎮痙、収斂、去痰、うっ滞除去

種類

ペパーミント

ヨーロッパ原産のペパーミントは、スペアミントとウォーターミントとの自然交配によって生まれたもの。メントールの含有量が多く、刺激・香りが強いのが特徴。
コショウのような強い刺激からペパーミントと名付けられたのが由来です。

ハーブティーやアロマテラピー、料理やお菓子など幅広く利用されています。

スペアミント

地中海沿岸を原産地とし今では日本でも自生しています。メントールの含有量はペパーミントと比べ少ないため、その分刺激は弱い。こちらもハーブティーで好まれており生の葉を使っていれることも多い。こちらもまた料理やお菓子などに利用される。

ハッカ(薄荷)

ニホンハッカまたは和ハッカとも呼ばれ、日本に古くから自生するハーブです。ペパーミントと近縁種でメントール成分がペパーミントよりも多く含まれ、刺激・香りがとても強いのが特徴。精油も利用されるがハッカ水なども有名。

その他

アップルミント、レモンミント、ボウルズミント、オーデコロンミントなど数百種ある。

育て方

ミントはシソ科ハッカ属の多年草です。生命力が強くほっておいてもどんどん自生する繁殖能力があり、プランターでも育てやすい植物といわれています。
日当たりよい環境で、水はけ及び保水性のよい土壌がよいでしょう。
3月下旬~5月下旬までの間で種をまき、7月上旬~9月中旬ぐらいまで花を咲かせます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です