えごまの効能とは♪荏胡麻油や葉っぱ、種の効果!栽培も可!

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少し前に、テレビを中心にえごま油の効能が紹介され、大ブームに沸きました。
店頭からえごま油が消え、なかなか入荷されず困った方もいるのでは?

えごまは種はもちろん、葉にも栄養が豊富です。日本では地方料理ですが、韓国などでは主要な野菜の一つとしてよく食べられています。
えごまはどのような植物か、えごまの効能などを見てみましょう。

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特徴

えごまはシソ科シソ属の一年草で、青シソの変異種です。インドの高原が原産地とされています。

漢字では荏胡麻と書き、英語ではwild sesameと言います。

胡麻やセサミという名が付いていますが、ごまの仲間ではありません。ごまの違いは、種を見れば一目瞭然。

ごまは涙型ですが、えごまは球形をしています。どちらも種を煎って擦るため使用方法が似ているため、こんな名前になったのかもしれません。

食べ方は、えごま油を料理に少量垂らしたり、葉を軽く茹でてお浸しにするのが一般的。
えごま油を垂らすのが、一番てっとり早い食べ方です。

最近はサプリメントも販売され、人気の商品になっています。

効果・効能

荏胡麻油

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えごま油には、非常に豊富なαーリノレン酸が含まれています

αーリノレン酸は必須脂肪酸といい、体内では合成できない成分です。

人体にαーリノレン酸が入ると10%ほどが認知症予防や動脈硬化に効果があると言われるEPA、DHAに変換されると言われています。

植物油には大きく分けてαリノレン酸と、リノール酸があります。

リノール酸は安価で、様々な製品に使用されています。

しかし過剰摂取するとコレステロール値が上がり、動脈硬化を引き起こしたり、うつ病を発症しやすくなるリスクが上がります。

αーリノレン酸を多く摂取し、リノール酸を控えることで、これらの症状を改善する効果が期待できます。

揚げたものは極力控え、炒め物の油も少な目を心掛けましょう。

1日に約2gほど摂取すると良いとされています。

小さじ1杯くらいで十分です。

ただしαーリノレン酸は酸化しやすく、熱で変化しやすい欠点があります。必ず新鮮な、生の油を摂取しましょう

葉には薫り成分ペリラケトン、エゴマケトンなどが含まれ、独特な薫りを放ちます。

防腐作用があり、食中毒を防ぐ働きがあると言われています。牛のような反芻する動物には有毒ですが、人体には良い作用を及ぼします。

野菜としても優秀で、抗酸化作用の強いβカロテン、ビタミンC、Eが豊富で、強力なアンチエイジング効果が期待できます。

免疫力アップ、活性酸素の除去など、様々な効果があると言われています。
ビタミンCは熱に弱いですが、加熱することでカサが減り、たくさん食べられる利点もあります。

さっと湯がいてからすぐに水で冷やし、できるだけビタミンCを残すと良いでしょう。

ビタミンK、カリウム、カルシウムも豊富です。

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利用方法と注意

えごま油がダイエットに効果、と言われることがありますが、油なのでカロリーはかなり高め。

過剰摂取すると太るだけなので、必ず「1日小さじ1杯」を守りましょう。適度な摂取で便秘が改善されることもあります。

食べ方

えごまは様々な食べ方ができます。種はゴマのように煎って擦ることで、擦りゴマのように使えます

えごま和え、ふりかけなど自由に使いましょう。栄養過に優れていますが、すぐ酸化するため保存はできません。食べるたびに擦る必要があります

若葉はお浸し、生のまま焼き肉をくるんで食べたりなど、様々な使い方ができます。福島県ではお茶にすることも。

パウダー状になったものも市販されています。葉を刻んでドレッシングのアクセントにしても、独特の風味が楽しめます。

五平餅のタレ、えごまクッキー、砂糖や醤油で味付けしたえごま団子など、お菓子にも使えます。

ここでは、葉とえごま油を同時に使うレシピをご紹介します。

えごま葉のナムルのレシピ

  1. えごまを軽く茹でて、すぐに冷水に浸し冷まします。
  2. キッチンペーパーでよく水を拭いたら、刻んで塩もみします。(しょうゆを少々垂らしても)
  3. 程良い味付けになれば、風味付けのごま油、(あれば、えごま油も)と和えて完成です。

※手で混ぜると、よく混ざって良いと言われていますが、ごま油が手に付くと取り除くのが大変です。塩もみだけ手で行うほうがより簡単です。

独特の薫りがあるので好みは分かれますが、好きな人には堪らない味です。

栽培方法

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えごまはシソ科なので、とても丈夫な植物です。栽培は初心者でもプランターで簡単にできます。

5~6月中旬ごろまでに種まきを行います。軽く土をかぶせる程度にしてから、軽く手で押して土になじませます。たっぷり水を与えましょう。

芽が出るまで日当たりの良い場所に置いておきます。

草丈が5cmほどに成長したら1回目の間引きを、15cmくらいになったら2回目の間引きを行います。(もちろん、間引き菜も美味しく食べられます)

シソ科の植物はそのまま成長させると、150cmくらいの高さまで成長します。収穫しづらくなるので、背の高さを抑えるために摘心を行いましょう。

上に伸びる葉をつみ取ることで、脇芽に栄養が行き渡り、横に広がっていきます。

本葉が6枚ほど出た時点で、いちばん上の葉を手でつみ取ります。(ハサミだと痛めることがあるので、必ず手でつまみ取りましょう。)

水さえ与えれば、特に肥料は必要ないほど生命力が強い植物です。適時葉を摘み取ってお浸しに使えます。

9月ごろに花を咲かせ、10月ごろに実を付けます。ぜひ花も実も採取して、有り難く頂きましょう。

注意点

注意点は、シソ科の別の植物と一緒に育てないことです。

シソ科植物は交配しやすく、しかも交配種はお互いの悪いところを受け継ぎやすいため、農作物としての価値は下がります。

種がこぼれて、交配した種が周囲に飛び散り、来年以降大繁殖することも。かなり厄介なので気を付けましょう。

害虫被害は受けやすく、ベニフキノメイガの幼虫、ヨトウムシには要注意。あっという間に食い尽くされることもあります。

出来れば芽が出たと同時に、不織布で覆ったほうが良いでしょう。

エピソード

日本人とえごまは、非常に長い歴史があります。日本最古の農作物と考えられています。
縄文時代から栽培されていたと考えられ、長野県で出土された荒神山遺跡では縄文中期の地層からえごまの種が発掘されています。
えごまクッキーらしき炭化したものも出土し、当時の人々がえごまを多く食べていたことが分かります。
縄文時代は狩猟で生計を立てていたと考えられていましたが、この発見で農業も同時に行っていたのではないかと言われるようになりました。

鎌倉時代までは各地で栽培され、主に油を採るために使われていました。全国各地に「荏」の名がつく地名がありますが、これはえごまの産地だった名残です。
えごまの油は食用だけでなく、灯りの燃料として活用されていました。

しかし、なたね油の普及で灯火の油としての需要が減り、徐々にえごまの栽培は衰退していきました。現在では産地が限られ、岐阜県、宮崎県の一部地域(飛騨地方、色麻町など)や福島県などで栽培されています。
東北地方では「じゅうねん」と呼ばれ、(えごまを食べると10年寿命が延びる、と考えられているため)えごまの種と味噌と和えた「じゅうねん味噌」などが有名です。

長らく一地方の郷土料理の扱いでしたが、昨今のえごま油ブームで見直され、特に国産のえごま油は手に入りにくい状態が続いていました。
現在流通するえごま油は、韓国産、中国産がほとんど。国産を入手したいなら高級スーパーか、通販がお勧めです。

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