栽培できる甘味料♪ステビアの効能!副作用・危険性はない?

清涼飲料水などに度々使われることがあるステビアは、甘味料の一つとして日本では認知されつつあります。
しかし、ステビアが何かを知る人は案外少ないのでは?
人工甘味料と同じものだと思っている方がいるかもしれませんが、実は砂糖と同じ、植物が原料です。原産地では甘味付けや薬用に長く愛用されています。

案外知られていない、ステビアについて見てみましょう。

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特徴

ステビアは、キク科ステビア属の多年草。南アメリカのパラグアイ原産で、草丈は50cm~100cmくらいの植物です。
白い産毛に覆われた茎が特徴的。夏から秋にかけて白い花を咲かせます。
決して派手な植物ではありませんが、甘い味がするハーブとして大変重宝されています。

栽培方法

ステビアは日本でも栽培できます。とても地味な外見なので観葉植物にはあまり向きませんが、ハーブとして楽しむならぜひ育ててみましょう。
育て方は種まきと挿し木(苗)の2通りありますが、種から育てると苦みのある株が出ることがあります。
出来れば苗か、甘みのある株から挿し木をしたほうが無難です。

4月に植え付けを行い、5月~10月まで3か月に一度ほど肥料を与えます。適時、追肥も行います。
水はけの良い土を好み、風通しの良い日向を好みます。夏は風通しの良い半日陰に避難させましょう。
0度くらいまでは寒さに耐えるので、関西より西くらいの地域なら通年育てることができます。
乾燥には弱いので、たっぷり水を与えましょう。

20cmほど伸びたら摘心を行います。摘心することで脇芽が次々と生え、たくさんの葉を採取することができます。
肥料をたくさん使うため、生育も早く適時葉をつみ取って形を整えましょう。積んだ葉はハーブとして活用できます。
8~9月ごろに開花します。開花が終わった10月下旬~11月上旬ごろが最も甘みが強まる時期です。乾燥ハーブにする際は、この時期に収穫するのがベスト。
病害虫には比較的強いですが、アブラムシが茎に付くことがあります。

植え替えする場合は、4月に行いましょう。
葉を軽く煮込むだけで、甘いシロップが出来ます。日々の食事に取り入れると、ダイエットに役立つでしょう。

甘味料のエピソード

南米パラグアイの先住民、グアラニー族はステビアを神聖な植物と考え、大切にしていました。
ステビアはグアラニー族など、先住民が様々な用途で利用していました。マテ茶の甘味付けなど甘味料として、心臓病や高血圧、胸焼け改善などに用いられていました。尿酸値を低くする効果もあると考えられています。
(避妊にも使用されていましたが、現在は避妊効果はないことが実証されました。)

砂糖が一般的でなかった時代、甘味は貴重なものでした。フルーツは熱帯でない限り、年中手に入りません。比較的簡単に栽培でき、乾燥で長期保存も可能、甘い上に薬にもなるのだから、神聖視するのも当然と言えるでしょう。

そんなステビアも、20世紀になり諸外国に飛び出すことになります。
低カロリーの植物性甘味料として、特に糖尿病の方に愛用されています。
日本に導入されたのは1970年、国際糖尿学会で紹介されたころと考えられています。
1971年、守田化学工業が世界初の商品化に成功しました。その後も日本では浸透し、90年には大塚製薬の「ポカリスエット ステビア」が販売されたことで、一般にも認知されました。

現在、甘味料のステビアは添加物として認可されています。
しかし、諸外国ではなかなか認可が降りず、販路を広げるのに苦労したようです。アメリカやEUにはロビー団体があり、甘味料の業界ロビーが長い間進出を拒んでいたためと言われています。
2003年、日本の厚生労働省が中心になり、JECFAという国際的な食品添加物専門会議に申請しました。2007年、ついに正式なADI(一日摂取許容量)が定められました。
アメリカの厚生労働省FDAも、2008年にステビア甘味料を認可しています。

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効果・効能

ステビアの甘さはステビオール配糖体と呼ばれる成分です。特にステビオサイドを多く含み、甘さは砂糖の200~300倍という驚異の甘さを誇ります。
ステビオサイドには甘味だけでなく、苦味や渋味成分も含まれています。少しクセのある味は、ステビオサイドが原因です。

甘味成分には、レバウディオサイドAも含まれています。砂糖の450倍もの甘味があり、しかも渋味や苦味が少なく、ステビオサイドの弱点「後味の悪さ」を軽減できます。
ステビア甘味料にはステビオサイドが主原料のものと、レバウディオサイドAが主原料のものがあります。

血糖値コントロール。糖尿病・ダイエットに有効?

ステビアは動物実験で、腸で吸収されず排出されることが分かっています。体内に入らなければカロリーはありません。
そのため糖尿病の方や、ダイエットをしたい方には特におすすめです。

さらに、ステビアはインスリン抵抗性を改善する働きがあることが突き止められました。(2006年に千葉大学が報告)
脾臓から出るインスリンは血糖値を下げる大事な役目があります。糖尿病の方はこのインスリンが利きにくくなっていることがあり、治療の大きな壁になっています。
インスリン自体が発がん性物質のため、あまり多量に摂取することは望ましくありません。
糖尿病の方は一般の方に比べてがん発生率が高いのですが、これは多すぎるインスリンが原因の一つと考えられています。

インスリン抵抗性を改善することで、少ないインスリンで血糖値をコントロールすることができます。注射の負担や医療費の削減はもちろん、発がん性物質であるインスリンの量を減らすことで、将来のがん発生リスクの軽減も期待できます。

肝炎抑制効果

さらに、消化器系研究の最高権威とされるDDW2008では、ステビアにC型肝炎ウイルスの抑制効果があると発表されました。
C型肝炎ウイルスの治療は長らく、医師にとって大きな壁でした。最近ようやく効果の高い経口薬が認可されましたが、それまでは副作用が強い治療がほとんどでした。
ステビアは常用しても副作用がほとんど見られないことも同時に分かり、C型肝炎治療にも効果があるのではないかと示唆しています。

その他にもヒスアミンという物質を含み、強い解毒作用が期待できます。
抗酸化作用も高く、茎から抽出したエキスには緑茶の5倍の抗酸化作用があります。

利用方法と注意

ステビアはキク科植物です。キク科アレルギーの方は摂取を控えましょう。

ステビアには害がある、がんや不妊を誘発するなどと言われていた時期がありました。しかし、これらは平成8年度の旧厚生労働省の発表で否定されています。
特にハーブとして使用する場合は、過度に不安になる必要はないと考えられます。葉を軽く煮るだけで甘いエキスが作れるので、甘味料代わりに使用できます。

市販品の甘味料ステビアは抽出物のため、妊婦さんは過剰に摂取しないほうが無難かもしれません。
しかし、妊娠糖尿病など、妊娠中はリスクがつきまといます。医師から食事制限を指示された時は、医師に相談した上で判断されると良いでしょう。
ハーブティー用に乾燥させたステビアも通販で入手できます。

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