ローズマリーは地中海沿岸原産のハーブで、ハーブティーやアロマオイルをはじめ、肉や魚の臭み消し・香り付けとして料理にもよく使われます。
抗菌、抗酸化、殺菌作用に優れ、昔から若返りのハーブとして使われており、また血行促進、消化促進にも効果があるとされています。
名前の由来は、ローズマリーの花の色や形から「海のしずく」に例えられ名づけられました。ラテン語を語源にして、しずくは「ros」、海は「marinus」で学名はrosmarinus(ローズマリナス)。
花言葉は、
「記憶」「思い出」「追憶」「誠実」「変わらぬ愛」「あなたは私を蘇らせる」「私を思って」などから冠婚葬祭でもよく使われてきました。
効果・効能
ローズマリーの強い香りには脳を活性化させる働きがあり、記憶力や集中力を高めるといわれています。また疲労回復にも役立つとされています。
主要成分
精油をはじめ、抗酸化作用のあるカルノシン酸(ロスマリネシン)、ポリフェノールの一つであるロズマリン酸(抗アレルギー効果)、フラボノイド、フェノール酸、トリテルペン酸、タンニンなどが主な成分となります。
血行促進
血行を促進し、血管の老化防止、血中コレステロール値を安定させ動脈硬化の予防にも効果的といわれています。精油を用いたオイルマッサージとの相乗効果でより血行の促進が期待されます。
消化促進
消化液の分泌を促進する作用があり食べ物の消化を助けます。また食欲不振や吐き気などの症状にも効果があるとされています。
抗酸化
ポリフェノールを多く含むことから抗酸化作用があり特にカルノシン酸が活性酸素の除去に効果的といわれています。またアレルギー症状を抑える働きであるロズマリン酸には糖の吸収を抑える働きがあることもわかっており、昔から若返りの薬草として使われ老化防止や生活習慣病の予防にも役立つとされています。
抗菌
抗菌効果があり、食品に用いると日持ち効果が期待できます。
関節痛や筋肉痛
関節痛や筋肉痛を和らげる効果があり、市販の軟膏にもローズマリー含有の商品もあります。
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用途・利用方法
ハーブティー
200mlのお湯に対して乾燥ローズマリーを小さじ1杯程度(適宜)。消化促進を目的とした場合は5分~10分浸し食前に1日3回までとし飲用。他のハーブと混ぜる場合はローズマリーの香りが強すぎないよう考慮して配合する。
外用クリーム
市販の軟膏(クリーム)にエッセンシャルオイル数滴混ぜ患部に塗布。市販の商品もあるので買う方が手頃かも。
その他
チンキ剤や流エキス剤もある
安全性、注意点
適量の食用に関しては安全とされています。ただし高濃度となる精油を用いる場合は妊娠中の方や高血圧、てんかん持ちの方は使用しないでください。
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