月桃(ゲットウ)の効果と育て方。お茶や化粧水、サプリメントなど

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月桃(ゲットウ)は台湾で有名な植物で、笹のような葉が特徴的。
沖縄では馴染み深い植物で、伝統的な生活に根付いています。
最近は健康食品として、知名度が徐々に上がりつつあります。

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特徴

ショウガ科ハナミョウガ属(アルピニア属)の多年草です。
地下茎で成長し、地上に偽物の茎、偽茎を伸ばします。偽茎は2メートルにも達する大型の植物です。
月桃の花はスズランのような形で白く、飴細工のような触感と弾力があります。
熱帯から亜熱帯の暖かい地域に自生し、日本では沖縄と九州南部に生息しています。

名前の由来は、花のつぼみが桃のように見えるところから付いたという説があります。
貝のようにも見えることから、英語ではシェルジンジャー(貝の生姜)と呼びます。
台湾では月桃と呼ばれ、その名がそのまま日本に輸入されたという説も。
沖縄ではサンニンと呼びます。

効能・効果

月桃の葉はとても良い薫りが漂い、精油はアロマとしてよく利用されます。
防虫効果もあり、生の葉を置いておくだけでも害虫が避けていきます。沖縄では蚊避けに月桃を栽培することもあるほど。
乾燥させた月桃をタンスに入れると、防虫効果が期待できます。

葉は赤ワインの34倍ものポリフェノールを含み、優れた抗酸化作用が期待できます。
体内の活性酸素を減らし、動脈硬化や老化などを防ぐと言われています。
リノール酸も含み、脂肪燃焼を助け、脂肪の生成を減らす効果が期待できます。
月桃の葉茶はカフェインを含まないので、妊婦用のハーブティーとしても最適です。薫り成分には深いリラックスを促す効果があり、夜に摂取すると良い眠りに誘ってくれます。
マウスの実験では精神安定効果、不眠症改善、抗酸化作用、リラックス作用などが確認されています。

月桃の根のエキスはコンドロイチンが含まれ、皮膚疾患を予防する効果があります。そのため石鹸や化粧水など、様々なものに添加されています。
月桃エキスは、肌荒れを予防し改善する効果が期待できます。
最近ではサプリメントも販売され、主に通販で入手できます。

利用方法と注意

月桃の株は成長が早いので、すぐに根詰まりを起こします。必ず毎年植え替えましょう。
植え替える際に、地下茎を切り分けて株分けすることもできます。
かなり大きくなる植物なので、ある程度広い場所を確保しましょう。

月桃茶の作り方

月桃の葉を適度に採取し、1cmくらいに刻みます。
大きなザルなどに広げ、天日で乾燥させて完成です。
何度か手でひっくり返すと、均一に乾燥させることができます。

熱湯で3~5分ほど沸騰させると、美味しい月桃茶ができます。
茶ガラにも消臭作用があるので、生ゴミの中に入れておくと悪臭が少なくなると言われています。

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栽培について

野生の月桃は、森の中で育ちます。湿度が高く、日差しが弱い場所でもすくすく育つので、直射日光を浴びると葉焼けします。

月桃の育て方は難しくなく、観葉植物として流通しています。しかし少々厄介なところもあり、中級者向けと言われています。
どんどん地下茎が伸びるので、地植えが理想です。鉢植えの場合は毎年植え換えしないといけません。
用土は観葉植物の土を使うと安心です。

育て方

観葉植物ですが、冬以外の季節は屋外に出すのが基本です。半日陰に置き、土が乾いたら水をたっぷり与えます。
根は少し乾燥気味にすると、元気に生育します。その代わり、葉水は毎日たっぷり与えましょう。
(葉水は、湿度が高いジャングルの代わりになります)
5~7月ごろが植え替えシーズンで、この頃に植え替えます。

開花は5~6月ごろ。独特の姿で、たまに切り花として流通することもあります。
熱帯の植物ですが、寒さには比較的強く、3~5度くらいまでなら耐えられます。
出来れば関西より北の地域は鉢植えで育て、冬は屋内に避難させたほうが良いでしょう。

冬は水を控えめに与えます。その代わり、葉水は毎日与えましょう。
鑑賞用の月桃に、斑入りの品種「黄斑月桃(きふげっとう)」があります。観葉植物として流通しています。

エピソード

沖縄県では身近な植物で、一年でもっとも寒い時期、大寒に作られる粽(ちまき)「ムーチー」(カーサムーチー)は、甘い餅を月桃の葉で包んで作ります。
沖縄では月桃が雑草のように生えているので、冬至の前には野生の月桃を刈り取って使います。
月桃の葉は薫りが良いため、まんじゅうの包みに使われることも。
お菓子だけではなく、肉、魚の蒸し焼きに使うこともあります。

ムーチーは「鬼餅」と書くことがあります。これは沖縄の鬼退治に使われたことが由来とされています。
夜になると鬼に変化し、人や家畜を襲う兄がいました。
事態を憂いた妹は、兄に鉄釘入りのムーチーを与えます。
釘ごと飲んで苦しんでいるところを海に突き落として退治したことから、鬼退治の餅と考えられています。

沖縄では「サンニン」と呼ばれますが、由来は漢方薬で、月桃の種を健胃薬として用いる「砂仁(シャジン)」という説があります。(諸説あり)

月桃の繊維は、紙の原料にもなります。
障子紙などの和紙に加工され、現在も使用されています。

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