スギナ茶の効能について♪ケイ素で放射能対策をしよう

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春になると、田畑の傍らで山ほど生えるツクシは日本の原風景の一つ。しかし、ツクシの葉(栄養茎)スギナは農家を悩ませる手強い雑草です。
そんなスギナですが、深い歴史と優れた効能があることが分かってきました。
農家の方にとっては良い印象のない草かもしれませんが、スギナの効能や歴史を見てみましょう。

特徴

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スギナは、シダ植物の一種です。トクサ目トクサ科の植物で、地下茎をぐんぐん伸ばして繁殖します。
シダ植物なので花は咲かず、代わりに胞子茎のツクシを伸ばし、胞子を飛ばします。
日本では、沖縄を除いた各地に生息しています。

線路沿いや土手、畑の付近や畑に生えることが多く、一度根付くとなかなか除去できません。
酸性土でも難なく育つ生命力の強い植物で、雑草の生えにくい酸性土でも生育できます
地下茎は根深く、なかなか除去できないので「地獄草」と呼ばれて嫌われています。

スギナを退治する除草剤もありますが(ラウンドアップハイロード、バスタなど)高価で使いどころが難しい薬剤です。
ラウンドアップハイロードは、根まで枯らしますが効果に時間がかかります。バスタは葉しか枯れませんが速攻性があります。
しかしこれらの除草剤は土を汚染し、微生物を死滅させます。微生物のいない土壌によい作物は育ちません

スギナは日当たりの良い、他の植物が避ける環境(酸性土など)に育ち、一気に勢力範囲を広げます。

石灰を蒔いて酸性土を中性に近づけると駆除しやすいという説もあります。しかし実体は、中性に近づくと他の雑草が増えて、相対的にスギナが育ちにくくなる程度の効果しかないと言われています。

根絶は諦めて野菜を育て続けても、同様の効果があるという声も。
スギナは生命力は強いですが、他の植物との競争に弱いのが唯一の弱点です。速攻性のある駆除方法や除草方法は少ないですが、コツコツと土壌改良し、他の植物も育つ環境を作ると徐々に効果が出るでしょう。

エピソード

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スギナは、この星で初めて地上で森を築いたシダ植物、ロボクがご先祖です。
ロボクは3億年ほど前の「石炭紀」と呼ばれる時代に生きた巨大なシダ植物で、トクサ科の先祖です。ロボクの化石は石炭として活用されています。

当時はリンボク、ロボクなどのシダ植物が巨大な森を形成し、巨大な昆虫や節足動物、両生類などが栄えていました。

ロボクは高さ10メートル以上にも達する巨大なシダで、30メートル以上に育つリンボクとともに、当時の森を支えていた主役でした。

石炭紀は酸素の量が現在より多く、多くの動物が巨大化することができました。

シダ植物はその後の度重なる気候変動で、やがて種を作る植物に主役の座を奪われていきます。現在の植物は被子植物が主役ですが、シダ植物も滅びることなく、体を小さくしながら生き延び続けます。

スギナは3億年前から形を変えながら生き続ける、人類の大先輩とも言える存在です。

日の当たる場所を好むのは、かつて巨木だった時代の名残かもしれません。森から飛び出し、雑草に身をやつしても、日光を追い求め現在の姿に進化しました。

本来なら尊重されるべき存在なのに、旺盛な生命力で厄介がられるのは、台所にいる黒い虫と同じかもしれません。

日本だけでなく、イギリスの農家もスギナに悩まされています。
イギリスの歴史書には「牧草地に豊富に生え、酪農家の問題になっている。茎が硬すぎて牛も食べず、我々が知る限りでは使い道がない。」と書かれるほど。

一方で、日本ではスギナの煎じたお茶に利尿作用があることを突き止めました。漢方の大書「大和本草」には乾燥したものを外医に用い、馬が好んで食べると記載されています。
生薬名は「門刑」(もんけい)。茎や葉を乾燥させたものです。

スギナ茶の効果・効能

スギナ茶は利尿剤として用いられますが、他にも様々な効能があることが分かってきました。

栄養成分

カルシウム、マグネシウム、マグネシウム、ナトリウム、カリウムなど、カリウムが豊富。ビタミンA、C、E、鉄分、亜鉛、マンガン、銅なども含まれています。
葉緑素、ケイ酸、サポニンの一種エキセトニン、ガルデオリンなど、貴重な成分も含まれています。

特にミネラルが豊富で、ほうれん草と比べてカルシウムが155倍、リンとカリウムは5倍、マグネシウムは3倍含まれています。
葉緑素は老廃物を排出する作用があります。ケイ素には放射性物質を軽減させる効果があるという声も。

デトックス効果が高く、解熱、咳を鎮め、結石、肝臓病、腎臓病の予防、カリウム不足による自律神経失調症の改善などに効果があると言われています。

むくみ解消、老化防止、アトピー性皮膚炎の改善などの効果も期待できます。
ケイ酸不足による抜け毛予防、爪の皺を改善します。

より薬効が効率的に摂取できる、エキスなども販売されています。

スギナ茶で放射能排出

スギナにはケイ素がたっぷりと含まれ、お茶にすると効率よく摂取できます。

ケイ素はとても不思議な物質でミネラルを吸着する働きがあります。

セシウムなどの放射性物質はミネラルに属し、ケイ素は体に蓄積された放射性物質の排出が期待できます。

最も有名なエピソードとして、著名な医師「内海聡」さんは、ご自身の娘さんの内部被ばくによる体内セシウムの数値が高かったことから、濃縮ケイ素を摂取させたところ、3ヶ月で体内セシウム量が六分の一に激減したとのこと。

数値が高かい場合は濃縮ケイ素などで対処するのが良いかもしれませんが、日ごろからお茶などで予防できれば安心でしょう。

スギナ茶の作り方

スギナ茶の作り方は簡単です。スギナを収穫し、軽く洗って汚れを落とし、水分がなくなるまで日干しします。

乾いたら細かく刻み、フライパンで軽く炒って生臭さを消したら完成です。

都会でも土手などで採取できるので、自作しても良いかもしれません。地元の直販所で販売されていることもあります。

大さじ1~2杯を急須に入れ、熱湯を注いで8分ほどで完成します。しっかり栄養を抽出したいときは、水1Lに対し大さじ1~2杯のスギナ茶を入れ、5分ほど弱火で煮込みます。

味は薄いので、ほうじ茶などに混ぜて飲んでも良いかもしれません。

スギナは厄介な雑草というイメージが強いですが、栄養豊富で様々な効能があります。スギナ茶などの効能が知られることで、コンビニやスーパーなどで大々的に消費される日が来るかもしれません。

注意点

スギナの産地

放射性物質の排出効果があるからとはいえ、スギナ自体が汚染されていては意味がありません。

残念ながら福島原発事故の影響で汚染されてしまっている地域もあるので注意が必要です。

貧血になることも

ケイ素の他にも高いデトックス効果をもつ成分も多く、体質によっては貧血による猛烈な虚脱状態を引き起す場合も。

カリウムが豊富なため、カリウム制限のある方は飲まないようにしましょう。

スギナ茶以外でケイ素を摂取する

ケイ素は海藻類でも特に昆布に多く含まれます。その他にもゴマや玄米にも多いので積極的に取り入れるとよいでしょう。

水にも採水地によりケイ素が豊富に含まれる地域もあります。

ケイ素の含有量が多いオススメの水

当ブログ管理人の家では日田天領水のウォーターサーバを使っています。

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元々このお水を選んだのは

  • 放射能汚染の心配ないと思われる地域
  • 硝酸態窒素の汚染が少ない

2つの理由でした。

本当にたまたまだったのですが、このお水にはケイ素(ケイ酸)の含有量が高いことが後になってわかりました(笑)

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※画像は日田天領水公式サイトの成分表より↑

実は私の家の6歳になる息子が今年、内部被ばく検査を受けたところ見事不検出でした。(検出限界値0.042bq/kg)

その立役者としてこのお水の効果があったのではないかなと思っています。

スギナ茶のように色々準備する必要もなく、蛇口をひねればすぐ飲めるのが魅力です。

下記、日田天領水の公式サイトです。ご参考までに。

ウォーターエナジー

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