ラベンダーの効能♪花言葉や育て方!観光スポットのご紹介

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紫色の花と、リラックスできる豊かな薫りが楽しめるラベンダーは、最も有名なハーブの一つでしょう。
北海道の富良野のラベンダー畑など、有名な産地もあります。
あまりにも身近すぎて、以外と知らないことが多いハーブでもあります。ラベンダーはどのような植物でしょうか。

特徴

ラベンダーは、シソ科ラベンダー属の植物です。半木本性植物で、木と草の要素を兼ね備えています。
一見、草のように見えますが、大きなラベンダーの根本を見ると、細い松のような木状になっているのが分かります。

種類

ラベンダーは大変多くの種類があり、コモン・ラベンダー(イングリッシュ・ラベンダー)、スパイクラベンダー、ウーリーラベンダー、ラバンディンなど様々な種類があります。
シソ科の植物は近縁種が交配しやすく、どの種類か判別しにくい個体もあります。ラベンダーも交配が多い植物。盛んに品種改良が行われています。

とても強い植物で、湿度にさえ気をつければ、あまり手をかけなくても育ちます。春に開花し、花の色は紫が代表的。白やピンクの花を咲かせる種類もあります。
ラベンダー色は、上品な薄い紫色のこと。人気のパワーストーンの一つ、ラベンダーアメジスト(薄い紫色のアメジスト)など、様々なものの色を表しています。

原産地

原産地は地中海沿岸からインド、北アフリカ、中東、カナリア諸島など。乾燥した地域が原産地のため、じめじめした環境は苦手です。
ラベンダーには精油を出す腺があり、ここからアロマなどで使う精油が採取できます。この精油は天敵を退けるためにあり、家畜などがラベンダーを食べることは滅多にありません。
精油は揮発性のため、夏の暑い時期に山火事を起こすこともあります。

育て方・栽培方法

栽培の難易度は品種によって異なり、最も一般的なコモン・ラベンダーは高温多湿に弱く、一般的な日本の気候には不向き。
大きな株になるフレンチ・ラベンダーや、ラバンディン系などは、高温多湿に強い傾向があります。始めてラベンダーを育てるなら、育てやすい品種を選ぶことが大事です。
2月下旬から4月中旬に株を植え付け、4月下旬~7月上旬ごろまでに開花します。とても美しい花ですが、ずっと花を咲かせていると株が消耗してしまいます。
株を守るために、花穂を切り落としましょう。花穂から2節下の、葉の少し上くらいを切り落とします。
切った花は乾燥させてアロマスティックや、ポプリ、ハーブティーなどに利用できます。

5月下旬ごろから梅雨の前までに、透かし剪定を行います。混み合う枝や枯れた枝葉を取り除き、株の風通しを良くしましょう。湿度が苦手なラベンダーが、これで元気を取り戻します。
水は乾燥したら与える程度に控えましょう。
9月ごろに追肥を行い、ラバンディン系なら冬から早春に刈り込み剪定を行います。(フレンチ系は晩秋)
日当たりの良い環境が大好きです。

エピソード

古代ギリシャ、ローマの時代から親しまれていたハーブで、当時からイタリアン・ラベンダー、スパニッシュラベンダーなどが栽培されていました。
しかし長い間野生のラベンダーを採取するだけで、栽培が始まったのは1925年ごろから。フランスのプロヴァンスやヴォクリューズなどで栽培が始まり、現在でも一大産地として有名です。
特に、ソーという地域のラベンダーは有名で、この地域だけで世界中のラベンダー精油の80%を生産していた時期もありました。
近年、プロヴァンス地方はバクテリア被害が深刻です。気候変動により害虫が増えたため、ラベンダー畑の50%が枯れてしまったこともあります。

日本では1942年に札幌で初めて栽培が始まりました。富良野地方のラベンダー畑はとても有名で、日本はもちろん海外からも観光客が押し寄せる一大観光地に成長しました。

花言葉は「沈黙」「私に答えて」「期待」「不信感」など。
態度が煮えきらない恋人でもなければ、花として人にプレゼントする時は気をつけましょう。

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効果・効能

古代から、あらゆる病気を改善する万能薬と言われていました。
現在は、不安定な精神をリラックスし、消炎、殺菌、防虫などに効果があると言われています。
アロマテラピーではよく利用されるハーブで、ストレス改善などに効果があると考えられています。
皮膚の炎症を鎮める作用があるため、スキンケア用品に含まれていることもあります。

科学的にラベンダーの効能が実証された事例もあり、一定期間ラベンダー油を飲むことで不眠解消の効果があるという臨床試験があります。
さらにタイム、ローズマリー油などとブレンドして使用することで、円形脱毛症を改善することもあります。
ラベンダーのアロマを吸い込むことで、高齢者の転倒を防ぎ、手術後の痛みが軽減する効果も見つかりました。

ラベンダーの精油2:オレンジ精油1の分量でブレンドし、夜にアロマを炊くと認知症予防に効果があると言われています。
まだラベンダーの効果に関しては科学的に解明していない部分がたくさんあり、これからの研究成果が待たれます。
芳香成分は酢酸リナリル、リナロール、βカリオフィレンなど多くの種類があり、品種によっても含有成分が異なります。

利用方法と注意

妊娠中や授乳中の方は、念のため使用を避けましょう。
食欲増進の作用があるので、ダイエット中の方は気をつけたほうが良いかもしれません。しかし適度なリラックス効果はダイエットに役立つので、少量使うぶんには問題ないと推測します。
ラベンダー精油を飲むのは健康を害する可能性があるので、飲用できるもの以外は経口接種は止めましょう。
皮膚への刺激が強いので、皮膚が弱い人は気をつけましょう。

ラベンダーは女性ホルモンのエストロゲンに近い働きをし、男性ホルモンのアンドロゲンを阻害することがあります。
そのため思春期前の少年が何度も使用すると、女性化乳房を引き起こすことがあります。
ラベンダー油が添加されたシャンプーなどで起こることが報告されているので、子供用シャンプーを別に用意したほうが良いでしょう。

ラベンダーティー

いらいらを鎮め、偏頭痛やストレスによる高血圧を改善すると言われています。

1杯につき小さじ1杯くらいのラベンダーを入れます。薫りがとても強いので、飲みづらいときは蜂蜜などで味を付けると良いでしょう。
ほかのハーブに少量ブレンドしても効果があります。
ラベンダーティーは効果が強いので、連続して飲むのは避けましょう。

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